用語集
アバター改変で出会う用語を、英語圏の言い方もあわせてやさしく解説します。それぞれの用語に個別のアンカーがあり、どの用語にも直接リンクできます。足りない用語があれば Discord で教えてください。追加します。
アバター
Avatar
VRChat の中でのあなたの姿になる 3D キャラクター。自分でアップロードしたアバターは自分のアカウントのものになり、ワールドで借りるアバターとはそこが違います。
素体
Base
体・顔・髪・デフォルト衣装までそろった、それ単体で着られるアバター本体のこと。衣装もアクセサリーも色も素体に対して足していくので、対応衣装が多い素体を選ぶことがとても大事です。
対応衣装
Compatible outfit
特定の素体に合わせて作られた衣装。商品ページの「対応アバター」欄に素体名が書かれています。対応していればきれいに着せられますが、別の素体用だと浮いたり貫通したりします。
非対応衣装
Non-compatible outfit
自分の素体用ではない衣装。着せるにはメッシュの調整という専門的な作業 (または MochiFitter などの自動フィットツール) が必要で、ワンクリックでは着られません。購入前に対応欄の確認を。
改変
Kaihen
持っている素体に衣装を着せ、色を変え、トグルや小物を足して、自分だけのアバターにしていくこと。コミュニティの中心にある言葉で、英語圏にもそのまま kaihen として伝わりつつあります。
着せ替え
Kisekae
アバターの衣装を替えること。改変のいちばん日常的な部分で、対応衣装はこのために作られています。
アバターワールド
Avatar world
ペデスタルをクリックするだけでアバターを着られる VRChat のワールド。無料ですぐ使えますが、みんなと同じ共有プリセットで、編集はできません。
試着ワールド
Try-on world
販売中のアバターを購入前に試着できるワールド。商品ページからリンクされていることが多く、サムネイルより確実に「着たときの自分」を確かめられます。
Booth と規約
Section titled “Booth と規約”Booth
pixiv が運営するマーケットプレイス。素体も衣装もテクスチャもツールも、クリエイターから直接買えます。アバター文化のクリエイター側は、ほぼここにあります。買い方ガイドもどうぞ。
pixiv
日本最大級のイラストコミュニティで、Booth の運営元。pixiv アカウントが Booth のログインにもなります。
Jinxxy
欧米のクリエイターに人気がある、英語圏の VRChat アバター・アセットのマーケットプレイス。対応素体の確認と規約の確認という買い方の基本は Booth と同じです。
利用規約
Terms of use
アバター商品に同梱されるライセンス文書。そのデータで何をしてよいかを決める、いちばん大事なテキストファイルです。
改変可 / 改変OK
Modification allowed
改変を許可する規約表記で、アバター商品ではこれが標準です。改変不可なら手を加えてはいけません。
再配布不可
No redistribution
ほぼすべての商品にある規約。改変後のデータも含めて、ファイルを他人に渡してはいけません。衣装が欲しいフレンドには、その衣装を買ってもらいましょう。
商用利用
Commercial use
配信や VTuber 活動など、アバターでお金を得る使い方についての条項。自由な場合も条件付きの場合もあるので、収益が絡むならここは必ず読みましょう。
パーツ取り
Parts harvesting
ある商品から髪や小物などの一部を取り出して、別のアバターに使うこと。禁止のクリエイターも、自分のアバター内なら可のクリエイターもいます。思い込みは禁物です。
VN3ライセンス
VN3 license
多くのクリエイターが使う標準化されたライセンス書式。日英併記で提供されているので、海外ユーザーにも読みやすい規約です。
PSD
テクスチャのレイヤー構造を保った Photoshop ファイル。同梱されていれば、本格的なテクスチャ改変がぐっとやりやすくなります。購入前にチェックする価値があります。
改変のことば
Section titled “改変のことば”マテリアル
Material
パーツの見た目のレシピ。テクスチャと、色などのシェーダー設定の組み合わせです。マテリアルが分かれているパーツは、それぞれ独立して色を変えられます。
テクスチャ
Texture
メッシュに巻き付けられた絵。影も柄も描き込みもここにあります。テクスチャを描き替えるのが、いちばん深い色改変です。
シェーダー
Shader
マテリアルを画面に描くプログラム。アバター商品は特定のシェーダー (定番は lilToon か Poiyomi) を前提にしていて、これが入っていないとアバターが真っピンクになります。
lilToon
日本のアバターでいちばん使われているトゥーンシェーダー。無料で、活発に更新されていて、Booth 商品の多くが前提にしています。
Poiyomi
英語圏で人気のもうひとつの定番シェーダー。機能が豊富で、無料版と有料版があります。
色改変
Recoloring
アバターの色を変えること。シェーダー設定でのお手軽な色変えから、テクスチャの描き替えまで深さはいろいろ。色改変ガイドで全ルートを整理しています。
ティント (乗算色)
Tint
テクスチャに掛け合わせる色。白い部分ほど色が乗り、暗い部分は控えめに変わり、テクスチャの描き込みはそのまま残ります。速くて元に戻せる色変えです。
色相シフト
Hue shift
テクスチャにすでにある色を回転させる変え方。赤い縁取りは青緑になりますが、白・黒・グレーには回す色相がないので、ほとんど変わりません。
シェイプキー
Blendshape
スライダーで動かせるメッシュ変形。表情、体型調整、そして衣装が体の貫通を防ぐために使う「体を縮める」シェイプもこれです。ブレンドシェイプとも呼びます。
揺れもの
PhysBones
髪・しっぽ・耳・スカートなど、揺れるパーツのための VRChat の物理システム。英語では PhysBones と呼ばれます。
トグル
Toggle
ゲーム内メニューから衣装や小物を出したり消したりするスイッチ。トグルはアップロード前のビルド時に組み込むもので、ゲーム内では追加できません。
Exメニュー
Expressions menu
ゲーム内でアバターのトグルや設定を操作するラジアルメニュー (デスクトップでは R キー)。アバターに組み込まれたものだけが表示されます。
Expression パラメーター
Expression parameters
アバターのメニュー状態に使える容量 (256bit)。トグルやスライダーひとつごとに消費するので、凝ったアバターは本当に上限に届きます。
非破壊
Non-destructive
購入した元ファイルに手を加えず、ビルド時に変更を重ねる方式。いつでも元に戻せるのが利点で、いまのコミュニティの標準的な価値観です。
軽量化
Optimization
ポリゴン数・マテリアル数・テクスチャサイズを減らして、アバターを軽くすること。パフォーマンスランクに直結する、それ自体がひとつの技術です。
Unity
VRChat のアップロード経路が中で動いているゲームエンジン。アバターは普通ここを通って VRChat に届きます。自分では Unity を開かない方法も、正直に全部まとめてあります。
VCC
VRChat Creator Companion。アバタープロジェクトとパッケージを管理する VRChat 公式ツールで、手動パイプラインの最初のインストールがこれです。
VRChat SDK
VRChat 公式の開発キット。アバターを検証し、VRChat 用の形式にビルドして、あなたのアカウントに公開します。どのツールを使っても、正規のアップロードは必ずここを通ります。
Modular Avatar
衣装のボーンを素体に非破壊で結合してくれる、コミュニティ標準の Unity ツール。商品ページの「Modular Avatar 対応」は、セットアップがほぼ自動という意味です。
VRCFury
トグルやギミックで人気の、もうひとつの定番非破壊ツール。Modular Avatar と併用されることも多いです。
プレハブ
Prefab
クリエイターが組み上げた状態で入っている Unity のオブジェクト。アバターや衣装は、手動パイプラインではこのプレハブを「着せ」ます。
FBX
アバター商品の元になる 3D モデルのファイル形式。素材であって完成品ではなく、マテリアルの設定と SDK でのビルドを経て初めて着られます。
メッシュ
Mesh
ポリゴンでできた 3D の表面そのもの。体・服・髪は別々のメッシュなので、パーツごとに表示や非表示を切り替えられます。
ボーン (リグ)
Rig / armature
見えているメッシュを動かす、見えない骨格。着せ替えの実体は衣装のボーンを体のボーンに結合することで、「対応」の意味はここにあります。
Tポーズ
T-pose
アニメーションが当たっていないモデルの、腕を横に伸ばした初期姿勢。アバターが動いているのに衣装が空中で T ポーズのままなら、ボーンが結合されていません。
貫通
Clipping
体が服を突き抜けて見えること (服同士でも起きます)。体を縮めるシェイプキーや、隠れるメッシュの非表示で直します。
文字化け
Mojibake
日本語ファイル名の zip を対応していないツールで展開したときに起きる名前の化け。見た目の問題に見えて、パッケージ内部の参照が壊れるので、対応ツールで展開し直すのが正解です。
ピンク化
Pink avatar
「マテリアルのシェーダーがない」ことを示す Unity の有名なエラー色。色改変の失敗ではなく、商品ページに書かれたシェーダーを入れれば直ります。
アップロードと VRChat
Section titled “アップロードと VRChat”アップロード
Upload
SDK でアバターをビルドして、自分のアカウントに公開すること。色も衣装もトグルもこの瞬間に焼き込まれるので、変更のたびに再アップロードが必要です。
トラストランク
Trust rank
VRChat のアカウントレベル。アバターのアップロードは New User から解放されます。始めたばかりの Visitor は、しばらく遊んでいれば自然に上がります。
Blueprint ID
アップロードされたアバターの固有 ID (avtr_…)。同じ ID への再アップロードはそのアバターの置き換え、新しい ID なら別のアバターになります。
パフォーマンスランク
Performance rank
ポリゴン数やマテリアル数などから決まる、Excellent から Very Poor までのアバター評価。Very Poor は相手側の設定で非表示になることがあるので、気にする価値があります。
Quest対応
Quest compatible
Quest・スマホ勢にも見えるように、制限の厳しい軽量版を別途ビルドしてアップロードしてあること。PC 版のアップロードだけでは対応になりません。
フォールバックアバター
Fallback avatar
相手のプラットフォーム用のデータがないときに代わりに表示される姿 (いわゆるロボット)。Quest 対応版のアップロードか、フォールバックの指定で解決します。
